2017/11/10
ペンタブはもはや化石みたいなしろものしかもってなかったのですが、最新のものがあればお仕事はかどったりしないかなーデザインの幅もひろがったりしないかなーという夢と希望と現実逃避の末2ヶ月ほど前にHUION Inspiroy Q11Kを買いました。
現実逃避まっさい中の時はWacom Intuos Pro Mサイズと迷って、この額出すんだったらもうちょっと頑張ればお安い中国メーカー液タブかえるのではとか真剣に検討していまいましたよね。
けど私だいたいがマウスとベジェ曲線あればなんとかなるお仕事なのよねぇ・・・。
8192レベル筆圧感知とかあってもphotoshop cs5だから対応してないわぁ・・・・。
一日中イラスト書くお仕事してるわけでもないのに液タブとかPC前に置きっぱなしとかコーディングの時に絶対邪魔だわぁ・・・。
と、そこまでの投資するんだったらまずadobe税を納めた方がいいんではっていう現実にかえってきました。
ああ・・・・現実逃避楽しかったよ。そして、最近CS5だと不都合あることが増えてきたので年貢をおさめるよ。
というわけで液タブじゃなくて普通に板タブです。
そいえばタブレットのことを色々調べていて初心者の人はむしろ板タブになれる前に液タブにいってしまえ論をみかけたんですが、お仕事でマウスでデザインやってる勢はモニタ見ながら手の位置をかえることに特に違和感はないはずなので板タブでいけるかと。
HUIONは最近注目の中国タブレットメーカーさんだそうで、スペック的にはInspiroy Q11KはWacom Intuos Pro Mとほぼ同等。でもお財布には大変優しい価格帯。
ユーザー数がおそらくまだ少ないせいでレビューの数も少ないけど、そういう情報のないものに突っ込んでいく人たちってわからないことは自分で何とかするPCスキルある人が多いってのもあって悪いレビューがみあたらない。
困ったときの日本語情報すくなさそうだなぁとはおもったものの、まぁいいでしょと購入することに。
ドライバは同梱されてるんですがサイトからダウンロードして最新のを使っときましょう。
あ、はい、自分で調べますねと導入したもののさっそくphotoshopでペンタブでブラシが使えない。
え、筆圧感知がいかしきれないとか以前にCS5で使えないの?いい加減adobe CCにしなさいっていうことなの?
って泣きそうになりましたけどPC再起動したら使えるようになりました。
なにかをインストールした後、困ったときの再起動大事。
描きごごち
筆圧感知8192レベルは伊達じゃないですねー。
画力のなさとか字の汚さとかを入力デバイスのせいにできない素直な再現性です。
ついでにCLIP Studioも買ってみました。
CLIP Studioはphotoshopでお絵描きしていたプロのイラストレーターさんが乗り換えてくほどイラストを描くことに特化で使い勝手がよいソフトで、発売以来シェアを伸ばしている注目ソフトです。
最近ipad版のアプリもリリースされたんですが、ipad proを持ってたら+apple penで今までPCでやってたことそのままできるじゃんみたいにお絵描きユーザーが猛感激していました。それくらいイラストソフトとしては群を抜いております。
で、上はなんも考えずにおためしで描いた水彩タッチのりんごです。
これをイラレとかでやろうとするとなかなかめんどくさくてですね・・・。
ソフトはphotoshopでもいいんですけど素材として使うような場合あとから拡大しなきゃいけなくなった時に難がありますからね。
Clip Studioは買い切りソフトで5000円ですよ。某A社の商品とかくらべると良心的すぎて泣きそうです。
これでサクッと水彩表現とかできて書いたものがベクターデータで保存できるんですから。
そして.jpg、.pngはもちろん.psdや.psbでの出力・読み込みが可能です。
つまり何が言いたいかというとこれでつくったものをウェブデザインにもってくのは簡単。
手書き風の素材とかイラスト風フォトレタッチ時に活躍してくれそうです。
Q11Kを使っていて遭遇したトラブル
急に意図しない挙動になってツールを選びなおしても全然そのツールが使えないことが何度か。ドライバを入れなおしてもちょくちょく再現する。
具体的にいうとphotoshopは拾ってない色でペンの大きさが全然ちがうものになる。
ClipStudioの場合意図せず消しゴムツールになってツールをポチポチ選びなおしても消しゴムツールのまま。
wacomのドライバと競合したという報告もあるけど、うちこのPCでは使ったことないしなぁ。でも挙動としてはドライバの競合的な不具合っぽいとかおもってサポートにお問合せしたら、ペンのブラシ切り替えボタンの可能性を示唆された。
それで検証したところデフォルトでペンの下ボタンにわりあてられている「ブラシ切り替え」で、photoshopCS5の場合背景色のブラシになってClip studioの場合は消しゴムツールに切り替わる状態になるということが判明。
つまり作業中にうっかりペンのボタンをおして意図せず切り替えてたんだけど、ソフト側のツール選択では他のツールに切り替えれなくてなんだこれ・・・ってなってた。
ペンのボタンを再度おすことで元に戻るんだけど、ツール選択で切り替わらなくて謎挙動になってた。
サポートにこれ仕様ですか?って問合せるもちょっと日本語が通じてない感。
上のボタンを長押ししてみてとかドライバ再インストールしてねとかっていうお返事が。
中国メーカーだからねぇ・・・。
とりあえずドライバ入れたときに一緒にインストールされる調整ツールで下ボタンのわりあてを変更。
おそらくこれQ11Kだけでなく同形式のペンを使っている別のHUION板タブもそうなのかな?
他に報告がないってことはみんなとっとと設定変更してしまうんだろうか?
ちなみに後日photoshopCCでも試してみたけどまたちがう挙動であった。ソフトによって違う「ブラシ切り替え」の挙動が謎い。このあたりもしかしたらソフトごとに詳細設定できるのかもしれないけどよくわからないので「ブラシ切り替え」はなかったことにしときますね。